僕の名前を呼ぶあなたが好き 恋愛小説

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僕の名前を呼ぶあなたが好き 恋愛小説

沢山の未来が訪れますようにと両親が僕に名付けた。未来

僕は大人になって、その名前に感謝することになる。それはあの人に名前を呼ばれる度、温かい気持ちになるから。これが僕の初恋。

会社

(上司)「高本、今回のCMの企画すまないが白紙に戻してくれないか。」

(高本未来)「はい、かしこまりました。」

まただ僕は無力だ。この仕事に入って約3年。こつこつ働いて企画を任されるようになって、…でも今回のようなことも少なくない。僕はしょせんその程度の人材なんだ。

デスクに戻りいつものように自分の仕事に取りかかった。

退社時間

休日以外は自炊はしない。

いつものようにコンビニに寄りお弁当を買い、帰宅しようとコンビニを出ると若い女性が3人の学生に絡まれていた。

水色のワンピースに小さなショルダーバック。腰まである髪は夜でも分かるくらい艶のある黒髪。

(学生男子1)「ねぇ1人なら俺らと遊ぼーよ。」

(女性)「遊ばない。」

(学生男子2)「いいじゃん!俺らと楽しもうって。」

女性は興味無さそうに断ってる様子で、けれど学生達は諦めていないようで1人の学生が強引に女性の腕を掴んだ。

(女性)「痛っ。」

(高本未来)「そんなところにいたの?探したよ。」

気がつけば僕は学生達の間に割り込んでいた。

(学生男子3)「なんだよ、男連れかよ。」

女性の手を優しく握り歩いた。学生達は渋々離れていった。

(女性)「ふふ。」

女性…彼女は急に笑い始めた。

(女性)「あ、ごめんね。手、震えてたから本当は怖かったんじゃない?」

そう、僕はこういうキャラじゃない。

(高本未来)「もう大丈夫ですよね、じゃぁ僕はここで。」

そう言って離れようとした。

(女性)「待って、私帰るところないの。今夜泊めてくれない?」

少しがっかりした。そう言う女性なんだと思ったら。

(高本未来)「軽い方なんですね。警戒心は無いんですか?」

(女性)「私、見る目だけはあるの。」

そう言って微笑んだ彼女は不覚にも美しく僕の目には映った。

(高本未来)「僕はそういった女性は好まないので失礼します。」

これでいい。僕の中で警告音が大きくなっていたから。深く関わるなと。

僕は彼女の返事を待たずにその場を離れ、帰宅した。

スーツのジャケットをハンガーにかけコーヒーメーカーのスイッチをONにし、お風呂のスイッチを押す。

テレビをつけ、ソファーに腰かけた。

天気予報が流れる“この後強い雨が明日の朝まで続く模様です”

ふとあの女性が頭をよぎった。

流石にもうあの場所には居ないだろう。出来立てのコーヒーを口に運ぶ。

あの女性は今何をしているのだろう。

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カーテンを開き窓を開けた。

僕は玄関に向かい靴を履き傘を二本手に持ち玄関に出て鍵をかけ飛び出した。

ザー

傘に雨が強く打ち付ける音が響く。

(高本未来)「…いた。」

しゃがんでずぶ濡れになった彼女がいた。

(高本未来)「…何してるんですか?」

彼女の目の前まで立って声をかけた。

(女性)「戻ってきてくれると思ってた。」

微笑んだ彼女は寒さで震えていた。

(高本未来)「来てください。」

もう遅いかもしれないけど。傘をさして並んで歩いた。

部屋についてエアコンの温度を上げた。

バスタオルと小さめの部屋着を取り出し、

(高本未来)「これを使ってください。今着ているもの乾燥機に入れておくので脱衣場のかごに入れておいてください」

(女性)「うん、ありがとう。」

(高本未来)「お風呂すぐ入れるのでゆっくり温まってください。」

(女性)「うん。」

そう言ってバスルームへ向かっていった。

自分もスーツから部屋着に着替えてキッチンの前に立った。

きっと何も食べてないだろう。お米はまだ残ってる。

冷蔵庫を開ける。野菜が少し、ベーコンがひとかけら。手を伸ばし、冷蔵庫からそれらを取り出しキッチンに立ち野菜を刻む、鍋を用意し料理を始めた。

10分程で温かいリゾットとオニオンスープを作り彼女が戻ってくるのを待った。

(女性)「いい匂いがする。」

彼女は女性のわりに背の高い方だと思うが男の僕より低く、貸した部屋着はタボタボでそれが可愛く見えた。

(高本未来)「あ、夕飯作ったのでよかったら食べてください。」

(女性)「いいの?お腹空いてたの。いただきます。」

椅子に腰掛け、テーブルに並べられたリゾットとオニオンスープをゆっくり食べ始めた。

部屋着からでもわかる細い手足。透き通るような白い肌。僕は彼女から視線をはずすことが出来ないでいた。

(女性)「ごちそうさまでした。とても美味しかった。」

そう言って頬笑む彼女。

(女性)「そういえば名前なんて言うの?」

首をかしげる。

(高本未来)「高本未来です。そちらは?」

(女性)「…か、かこ。山中かこ。ねぇ未来さん。私、帰る場所ないの。しばらくここにおいてくれない?」

山中かこさん…

(高本未来)「山中さんそれはできません。今日はもう遅いので一晩だけ泊まってください。明日僕仕事があるので鍵渡しておくので、鍵締めてポストにいれておいてください。」

(山中かこ)「…わかった」

みつめる瞳は吸い込まれそうに美しかった。けれどお互い何も知らない関係。一緒に暮らすなんて僕には考えられなかった。

その日の夜、彼女にベットに寝てもらい僕はリビングのソファーで一晩を過ごした。

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翌朝

シャワーを浴びてコーヒーを入れながらスーツに着替える。

髪を整え終えるとちょうど、コーヒーメーカーがコーヒーが出来た合図を知らせる。

(山中かこ)「おはよう」

少しかすれた声。

(高本未来)「おはようございます。コーヒー飲めますか?」

(山中かこ)「ミルクある?」

(高本未来)「ありますよ。」

(山中かこ)「それなら飲める。」

コーヒーにミルクを足してテーブルに置いた。

(高本未来)「はい、熱いので気をつけて下さい。」

(山中かこ)「ありがとう。」

そっと手を伸ばしてふーふーとコーヒーを冷ましゆっくり口元に運んだ。

(山中かこ)「美味しい。」

彼女は目を細めて細めて微笑んだ。

その時、胸の奥がざわついた。どくんどくんと波打った。でも、僕は冷静を装おった。

(高本未来)「僕はそろそろ会社に行きます。鍵は昨日言った通りポストに入れておいてください。洋服は乾燥機にかけて勝手ながら取り出してたたんでソファーの上に置いてあります。それでは。」

彼女の返事を待たずにマンションを出た。

会社

(同期男1)「高本おはよ。」

デスクに座っていると同期が3人僕のところに向かってきた。

(高本未来)「おはよう。」

(同期男2)「今日飲み会あるんだけど行かないか?」

(同期女1)「高本くん行こう?」

(高本未来)「ごめん、今日予定があるんだ。」

(同期男1)「そっか、残念。じゃぁまた今度誘うよ。」

(高本未来)「うん、ごめんな。」

飲みに誘われるのもしばしば。

けれど僕は“飲み会”と言う空気が苦手だ。何がそんなに楽しいのか僕にはわからない。だから予定もないのに“予定”があるふりをする。

(上司)「高本。」

上司が僕を呼んだ。

立ちあがりデスクの前で立ち止まった。

(高本未来)「何でしょう。」

(上司)「この企画やってみないか?お前が仕事を真面目にやってきたのは見てきたつもりだ。前回は残念な結果だったが、今回の企画やってみないか?チャンスだぞ。」

受け取った資料にさらっと目を通した。

メイクのCM。コスメのCM。女性をよく理解していない僕にはできる自信がない。

(高本未来)「何を言ってる。上手くいけば上に上がれるチャンスだぞ。」

(高本未来)「ですが、」

(上司)「いいからやってみなさい。期限は二週間だ。これはコスメのサンプルだ。分かったら仕事にもどれ。」

(高本未来)「…はい」

二週間…。

渡されたサンプルをみつめる。メイクのCM。コスメCM。アイシャドウ。いろのベースはピンク。メインはラメ入りブラウン。ポイントにオフホワイト。

これを買いたくなるようなCM…。パソコンと向き合い自分が感じたものを文字にしていく。

コスメの写真を張り付け、どの部分にモデルを出してコスメを引き立てられるか考えた。

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退社時間

書類を鞄にしまい、自宅に向かった。

コンビニに寄りお弁当を買い、いつものようにマンションの鍵を開けた。

ヘアに明かりがついていた。

(山中かこ)「おかえりなさい。未来さん。」

(高本未来)「山中かこ。」

(山中かこ)「山中さん…まだここにいたんですか。」

(山中かこ)「夕飯作ったの。冷凍庫にひき肉あったからハンバーグ作ってみたの。一緒に食べよ。」

僕の話を無視する山中さん。

(高本未来)「山中さん。」

(山中かこ)「かこ、かこって呼んで。」

真っ直ぐ僕をみつめる彼女に素直に

(高本未来)「かこさん。」

僕は名前を呼んだ。

(山中かこ)「うん、ご飯食べよ。」

そう言って僕の手をひいた。

(高本未来)「かこさん、ここにいては駄目です。帰らないと。」

(山中かこ)「帰る場所なんてないの。今はここが私の居場所。駄目?迷惑はかけない。彼女が来る日はどこかで時間を潰すしご飯は毎日作る。掃除だって毎日するわ。だからお願い。」

どうしてそんな真っ直ぐな瞳でみつめてくるのだろう。これじゃぁ追い出せない。

(高本未来)「分かりました。ただし条件付きです。」

(山中かこ)「何?」

(高本未来)「仮の彼女として毎月お給料を払います。肉体関係はなしです。期間は半年。溜まったお給料でかこさんの新しい居場所を探してください。その間必要なものは僕が用意します。」

(山中かこ)「仮の彼女?」

(高本未来)「はい。」

僕は何を言っているんだ。気がつけば都合のいい理由をつけて彼女を繋ぎ止めようとしていた。

(山中かこ)「うん、分かった。仮の彼女なる!」

そう言って彼女は僕に飛び付いた。

(高本未来)「か、かこさん、離れてください。」

(山中かこ)「このくらいいいでしょ、彼女だもの。」

(高本未来)「あくまで仮です。」

(山中かこ)「もうわかった、わかった。それよりご飯食べよ、ね?」

首をかしげて頬笑む彼女に僕は

(高本未来)「はい。」

とうなずくしかなかった。

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煮込みハンバーグにポテトサラダ。

(高本未来)「美味しいです。」

(山中かこ)「良かった。明日からコンビニ寄らないでね。夕飯作って待ってるから。あ、スーパー行きたいんだけど…」

(高本未来)「あ、そうですね。食費や洋服代、日用品…取り合えずこれでやりくり出来ますか?」

財布からお札を数枚取り出し手渡した。

(山中かこ)「うん大丈夫。なんとかなると思う。」

(高本未来)「ではそれでお願いします。あとベットで寝てください。僕はソファーで寝ます。」

(山中かこ)「どうして?一緒に寝ればいいじゃない。大丈夫、襲ったりしたないよ?」

驚いて一瞬言葉を失った。

(高本未来)「冗談でもそう言ったことは軽々しく言ってはいけません。」

(山中かこ)「相手が未来さんだからよ。誰でもいい訳じゃない。」

彼女は何故怒っているのだろう。僕は何か怒らせることを言っただろうか。

何も言えず、食事を終わらせ持ち帰った書類を鞄から取り出した。

(山中かこ)「仕事?」

さっきとはうってかわって興味津々に書類を覗き込む彼女。

(高本未来)「はい。期限が迫っている仕事なので持ち込みました。」

(山中かこ)「どんな仕事?」

(高本未来)「コスメのCMの企画の仕事です。」

(山中かこ)「コスメ?どんなの?」

サンプルを取り出し、見せた。

(高本未来)「これです。」

(山中かこ)「わぁ、素敵ね!これを未来さんがCMを作るの?」

(高本未来)「はい。ですが、こういったCMの企画は始めてで、出来ても通るか…」

(山中かこ)「じゃぁイメージしてみたらどう?この人に合う人はクールな人?キュートな人?カジュアルな人?はだの色は?そう考えてみたら楽しいでしょ?イメージもわきやすいでしょ?」

(高本未来)「そうですね、…ベースはピンクだから肌は白い方が似合うかな。メインはラメ入りブラウンだからクールでもカジュアルでもいけるますね…。あ、でもポイントにオフホワイトだからブラウン控えめにしてオフホワイトを強調したらキュートにもなるかな…うーん。」

(山中かこ)「それでいいと思う!沢山悩んで沢山のメイクのCM考えたら良いCM出来ると思う!」

楽しそうに一緒に仕事のことを考えてくれる彼女の横顔に目がはなせなかった。

(高本未来)「今日はもう寝ましょう。かこさんも疲れたでしょう。」

(山中かこ)「じゃぁ一緒に。」

(高本未来)「たがら僕はソファーで…」

(山中かこ)「どうして!なにもしないって言ってるじゃない!」

急に大きな声を出して怒る彼女に困惑した。

(高本未来)「分かりました。かこさん明日、日用品買うとき洋服も好きなの買って良いですからね。もちろん部屋着も。」

ベットで二人並んで横になった。

(山中かこ)「うん、ありがとう。疲れたからもう寝るね、おやすみ。」

すると本当に疲れたように寝息が聞こえた。

すると僕は静かにベットから出て仕事の続きを始めた。

かこさんをイメージしてパソコンに向かった。一つ一つの色のイメージを彼女の合うパーツに当てはめていく。正直楽しかった。“山中かこ”を思いながら仕事が出来ることが嬉しかった。気がつけば朝を迎えていた。

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翌朝

(山中かこ)「おはよう。」

(高本未来)「おはようございます。」

(山中かこ)「どうして隣に居なかったの?」

(高本未来)「少し前までいましたよ。」

(山中かこ)「本当?」

(高本未来)「はい。」

彼女はニッコリ微笑んだ。

僕は思わず嘘をついてしまった。

それから2週間彼女をイメージしたCMを考えていた。

彼女も楽しそうに仕事の話を帰宅したとたん聞いてくる。>

“どう?すすんだ?”“私のアドバイス役に立った?”わくわくした顔をがたまらず可愛く見えてきて僕の心はざわついて、はがゆい気持ちが高まるばかりだった。

でも、半年まで。それまでの期間の二人。

2週間後

(上司)「いいじゃないか!この方向でCM作ろう。」

(高本未来)「はい。」

通った!>

普通を装いデスクに戻った時、

(同期男1)「高本の企画通ったんだって?うちの部が騒いでだ。凄い女性目線で新鮮だって。お前苦手な部類なのに良くできたな。」

(高本未来)「ある女性を思いながら作ったんだ。そしたら出来た。」

(同期男1)「へぇお前ついに女知ったか。」

(高本未来)「そんなじゃないよ。」

にやつく同期に僕は冷静に答える。彼女はそんな女性じゃない。

CMの企画は順調にいっても、実際にCMの撮影は約半年も延びると言われた。

もうモデルは決まっていてそのモデルは今は休止中で復帰と合わせるそうだ。それほど人気のモデルで会社はそのモデルを逃したくないようだ。

退社時間

(同期女1)「高本くん今日飲みに行かない?」

(高本未来)「ごめん。今日は真っ直ぐ帰るよ。」

(同期女1)「仕事の相談があるって言っても?」

(高本未来)「僕では大したアドバイス出来ないよ。」

そう言ったはずなのに流れで僕たちは居酒屋に着てしまっていた。

彼女の話は上司への不満話で酔ってきたのか、僕に寄りかかってきたり手に触れてきたり、僕は落ち着かなかった。

すっかり遅くなり彼女をタクシーで送り届けたあと帰宅すると、かこさんは怒ったように玄関に向かってきた。

(山中かこ)「こんな時間まで何してたの!心配するじゃない!」

(高本未来)「すみません。」

(山中かこ)「お酒臭い。香水の匂いもする…女といたの?」

(高本未来)「はい。会社の人と飲んでました。」

(山中かこ)「やだ!…2度と女と二人で飲まないで。」

(高本未来)「でも。」

(山中かこ)「飲まないで。」

真剣な眼差しに必死さを感じた。

(高本未来)「分かりました。」

(山中かこ)「本当?」

(高本未来)「はい。」

(山中かこ)「それなら許す。」

そう言って笑った。

(山中かこ)「明日もお仕事?」

(高本未来)「明日は休みです。」

(山中かこ)「買い物一緒に行かない?」

(高本未来)「いいですね。いつもかこさん一人に任せてしまってるのでたまには一緒に行きましょうか。」

(山中かこ)「うん!」

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翌朝

(山中かこ)「おはよう未来さん。」

珍しく彼女の方が早く起きていて支度をしていた。

(高本未来)「おはようございます。かこさん。」

(山中かこ)「やっぱり未来さんソファーで寝てたのね。私いつも後から起きてたからわからなかったけど。未来さん酷いわ。」

(高本未来)「すみません。」

(山中かこ)「もういいわ。そのかわり今日は沢山買い物付き合ってもらうからね!」

(高本未来)「はい。」

僕の返事にふふと笑い返す彼女は可愛らしい。

車でショッピングモールへ向かった。

(山中かこ)「わくわくする。沢山お買い物してもいい?もちろん予算内で。」

(高本未来)「もちろんです。今日は気に買い物して良いですよ。」

ショッピングモール内

そう言えば、

(高本未来)「かこさんはメイクしないんですね。」

(山中かこ)「う、うん。面倒で。」

彼女は言葉を詰まらせた。

(山中かこ)「そんなことよりショッピング楽しもう?」

(高本未来)「はい。」

部屋着。お出掛け用の服。観葉植物。花柄の食器。グリーンのカーペット。 いろいろまわって買い物をした。

(山中かこ)「はぁー!沢山買ったー。」

(高本未来)「楽しかったですか?」

(山中かこ)「うん!とっても。」

かこさんの笑顔、無邪気な笑顔。

(高本未来)「そろそろ帰りますか?」

(山中かこ)「そうだね。」

駐車場に向かって歩いてる途中。

(同期女1)「高本くん?」

(高本未来)「あ…お休み一緒だったんだね。」

(山中かこ)「誰?」

(高本未来)「同じ会社の同期の人です。」

(同期女1)「彼女?」

(山中かこ)「そうです。」

(高本未来)「かこさん?」

突然嘘をつく彼女に戸惑いながらも喜びも感じて胸が熱くなる。

(同期女1)「ほんとうなの?」

(山中かこ)「本当です。」

(同期女1)「あなたに聞いてない。高本くんに聞いてるの。」

かこさんの冷めた声、始めて聞いた。

その時、彼女はぎゅっと僕の手を握った。

(山中かこ)「これで分かったでしょ。おばさん。」

(同期女1)「なんなの?!この女!」

(高本未来)「ごめん。詳しいことは言えないけどそういう関係ではないよ。」

(山中かこ)「一緒に寝てるんだから付き合ってるようなものでしょ?だったら彼女じゃない?」

(高本未来)「かこさん!」

(同期女1)「酷い!私ずっと高本くんのこと…もういい!さよなら!」

そう言って走り去っていった。

(高本未来)「かこさん!あの態度はよくないです。嘘もよくないです。」

(山中かこ)「だって馴れ馴れしいだもん。それに彼女って言ったっていいでしょ。」

(高本未来)「かこさん…。」

(山中かこ)「そんなことより、早く家に帰ろう?」

そのあと彼女は何もなかったかのように楽しく話しかけてきた。

僕は複雑な気持ちでいた。

それから彼女との生活は当たり前のようにおくって約半年が経った。

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ある日の夜。

(高本未来)「ただいま。」

(山中かこ)「おかえり。ご飯出来てるよ。」

(高本未来)「うん。お腹ペコペコ。」

いつものように二人でご飯食べてソファーでくつろいでいたとき、

(山中かこ)「ねぇ未来さん。」

(高本未来)「はい?」

(山中かこ)「キスしたい。」

(高本未来)「軽々しくそんなこと言っては駄目ですよ。」

(山中かこ)「本気だよ!いつだって本気だよ!」

(高本未来)「何故僕なんですか、なにも取り柄もないのに。」

(山中かこ)「未来さんは魅力的よ。大好きよ。」

そう言って目を閉じ、僕の唇にかこさんの唇が触れた。

(山中かこ)「…もう寝るね。おやすみなさい。」

寝室に消えていった。

かこさんの温もり。優しくて温かった。

朝目が覚めてふとテーブルに目を向けると朝ごはん置いてあった。そしてその横に置き手紙が添えられていた。

“約束の半年がたちました。沢山お世話になりました。いっぱいいっぱい楽しい思い出ありがとう。昨日は突然キスしてごめんなさい。未来さんの中に私を少しでも残しておきたかったの。”

とっさに部屋にかけ込んだ。そこには彼女はいなかった。

会社

ミーティング

(上司)「CMの撮影日が決まった。モデルさんとも挨拶あるから午後改めてまた集まることになった皆よろしく。」

(皆)「はい。」

(同じ企画者1)「高本さん聞きました?高本さんがイメージしたメイクで来るらしいですよ!」

(高本未来)「そうなんですか?」

僕はCMのことよりかこさんことばかり考えてたいた。

どこへ行ってしまったのだろう。僕の方から決めておいて、いなくなってから会いたい気持ちになるなんて。

また会いたい。かこさん。

午後

(上司)「くれぐれも失礼のないようにたのむよ。休止してたとはいえ有名なモデルさんだからな。」

(皆)「はい。」

(企画者2)「モデルのしずくさん入りまーす!」

え。

(高本未来)「…かこさん?」

(山中かこ)「ふふびっくりした?私、実はモデルしてる。しばらく休んでたの。名前も嘘ついてた。」

(上司)「しずくさん。高本とは知り合いでしたか?」

(山中かこ)「はい。不良に絡まれてるところを助けて頂いたことがあるんです。」

(高本未来)「何故僕がここに勤めていること知っていたんですか?」

(山中かこ)「コスメの会社名とかCM会社名とか調べたの。それで復帰をきっかけにこの仕事お願いしたの…ううん、本当は未来さんと一緒に仕事したかった。もっと一緒にいたかった。かこって名前もとっさに嘘ついただけじゃない。あなたの過去に残る存在になりたかったの。」

(高本未来)「バカですね。とっくに期限なんてどうでもいいに決まってるじゃないですか。それにしてもメイクしたかこさんはいつもにまして美しいですね。」

そう言うと彼女は恥ずかしそうに目を細めて微笑んだ。

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