ホストとルームメイト 恋愛小説

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ホストとルームメイト 恋愛小説

終わった…人生終わった…。27年生きていて先が真っ暗になるなんて思いもしなかった。

私、倉田美千子。2年勤めてた会社が倒産しました。

居酒屋

(倉田美千子)「どうして…こんなことならちゃんと貯金しとけばよかった…もうこれからどうしたらいいのよー!」

ビールを喉に流し込む。

まず、今住んでるマンションは家賃高いから引っ越して…。

(竜)「どうしたの?お姉さん」

(倉田美千子)「…誰?」

(竜)「誰だと思う?」

そう言って甘く微笑んだ彼は、アッシュブラウンの髪に黒縁メガネの整った顔立ちの男性。

(倉田美千子)「私、今1人で飲みたい気分なの。他わたってくれる?」

(竜)「君と話がしたいんだけどな」

首をかしげて目を細めた。

(倉田美千子)「私はね!これから住むところ探さなきゃいけないし、仕事も探さなきゃいけないの!だから放っておいて!」

(竜)「住むとこ探してるの?だったら、うちおいでよ、部屋空いてるし。」

突然何言ってるの?!

(倉田美千子)「からかわないで!今会ったばかりの人にそんなこと言われても困るわ!」

(竜)「…会ったばかりか、君は覚えてないんだね…」

(倉田美千子)「え?」

(竜)「行くあてあるの?仕事すぐ見つかるの?」

(倉田美千子)「!それは!…」

(竜)「まぁ、今は飲みなよ。飲みたい気分なんでしょ?」

(倉田美千子)「!言われなくても飲むわよ!」

ん…あれ、温かくて柔らかいものに包まれてる?

(倉田美千子)「ん…」

(竜)「あ、起きた?おはよ、美千子さん」

ベッドの上で彼に包まれて寝ていた。

(倉田美千子)「…え…私、…ちょっと待って、昨日…」

どうしよう、なんで、どうやってここに来たのか思い出せない。

(竜)「美千子さん、可愛かったよ。とても。」

…服着てない!

(倉田美千子)「私、あなたと…」

(竜)「うん」

にっこり笑う彼に私はため息をつきをついた。…やってしまった。とりあえず帰ろう。

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(倉田美千子)「私、帰る」

(竜)「どうして?美千子さんの荷物明日ここに届くようになってるよ?」

…え?

(倉田美千子)「どういうこと?!それに名前何で知ってるの?!」

(竜)「何も覚えてないんだね、泣きながら僕に甘えてきたんだよ“助けて”って」

(倉田美千子)「嘘!」

(竜)「本当だよ」

その時、バン!

(凉)「うるせぇ!」

金髪に青色のメッシュの髪の男性がドアを乱暴に開けた。

(倉田美千子)「きゃぁ?!」

私、裸だ!!

(竜)「凉、人の部屋に入る時はノックが常識だよ。美千子さんも、ほらシーツかけて、簡単にいろんな人に裸見せちゃ駄目だよ?」

(凉)「うるさいのが悪い!竜さん女連れ込むなよ」

(竜)「今日からルームメートだよ」

(凉)「は?!」

どうやら私の側にいるのが竜という名前の人で、もう一人が凉という人らしい。

(倉田美千子)「はぁ、私帰るわ、今から電話して荷物ストップしてもらう」

(竜)「もう部屋解約しちゃったよ?」

(倉田美千子)「は?!」

(凉)「だから、うるせぇよ!」

駄目だ…ついていけない。私、どうなるの…?

(竜)「美千子さん、部屋案内するよ、まず服着ようか」

(倉田美千子)「!二人ともあっち向いてて!」

(凉)「なんだよ、今さら」

(竜)「分かったよ、見ないからゆっくり着替えて」

急いで着替えた。何故か服が綺麗にたたまれていた。柔軟剤のいい匂いもする。

洗った?

乾燥機にかけた?

(竜)「あ、服、勝手に洗って乾燥機にかけちゃった。タバコの匂いしてたから。駄目だった?」

(倉田美千子)「ううん、ありがとう。着替えたよ」

二人が振り返った。

(竜)「部屋案内するよ、おいで」

そう言って手をさしのべた。

私は反射的にその手を握った。すると彼は嬉しそうに目を細めた。それを見た凉という人は驚いた顔をしていた。

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そして、

(凉)「あんな顔もするのか…」

とぽつりとこぼした。

着いた先は隣の部屋。

(倉田美千子)「…え」

(竜)「気に入った?」

みどりのカーテン、丸いみどりのカーペット、青いシーツに木のベッド。

私の好きな色。好きなデザイン。どうして?

(竜)「本当に覚えてないんだね…」

(倉田美千子)「え?」

(竜)「なんでもないよ、さぁお腹空いたでしょ、ご飯にしよう」

(竜)「あ、翔。起きてたんだ、おはよ」

(翔)「あれだけ騒いでたら嫌でも起きる」

翔…黒髪に金髪メッシュ。切れ長の瞳。

(凉)「あー、腹へった」

(竜)「美千子さん僕達三人でここに住んでるんだ。今日からルームメート、よろしくね」

…はぁ今は何を言っても無駄みたいだ、とりあえず次の仕事見つかるまでここでお世話になるしかないか…。

(倉田美千子)「…よろしく…お願いします…」

頑張れ私!少しの辛抱だ!

(倉田美千子)「ホスト?!」

(翔)「…うるさい」

(竜)「うん、ホスト」微笑む竜。

(凉)「竜さんNo.2なんだぜ!」

No.2?!

(翔)「No.1も夢じゃないよな」

(竜)「僕はこのままでいいよ」

何でそこで私を見て微笑むの?!

(凉)「翔さんはNo.3だし、いいよなぁ、おれ、まだまだだし…」

(倉田美千子)「うん、女心分かってなさそうだもんね」

(凉)「な?!分かってるし!」

(翔)「はっ、痛いとこつかれたな凉」

あ、笑った。笑うと可愛い。

(竜)「駄目だよ、翔は女癖悪いから」

見とれたのばれた。

(翔)「竜みたいに手に入るかも分からない女をずっと想い続ける男もどうかと思うけど。一途通り超してる。」

(竜)「僕は今幸せだからいいんだよ」

どういう意味?少し気になったけど、触れてはいけない気がして聞けなかった。

翌日、本当に私の荷物が届いた。でも、

(倉田美千子)「洋服と下着がない!」

(竜)「おはよ、美千子さん」

コンコンと部屋のドアをノックしてからはいってきた竜。

(倉田美千子)「竜!服と下着は?!」

(竜)「前の男が見た下着なんて着てほしくないから捨てたよ」

(倉田美千子)「え?!」

(竜)「服もついでに。僕好みにしようと思って。今日は服と下着買いに行こう。ね?」

首をかしげて聞いてくる彼に完全に私は彼のペースに引き込まれている…。

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…高そうな車。

(竜)「さぁ乗って」

こんな高そうな車乗ったことないんですけど…

(倉田美千子)「お邪魔します…」

(竜)「あはは、お邪魔しますって初めて言われたよ」

着いた場所はこれまた高そうなお店…。

(店員)「いらっしゃいませ」

(竜)「サイズ測って綺麗系より可愛い系の彼女に似合う物を4、5着用意してくれますか?」

(店員)「かしこまりました」

(倉田美千子)「え?」

(竜)「サイズちゃんと測ったことないでしょ?たぶん2サイズ胸大きいよ」

(店員)「では、こちらでサイズ測りますね」

(倉田美千子)「は、はい」

…本当に2サイズ胸大きかった。お店の人に測ってもらったのは初めてだったから恥ずかしかった…。

あ、支払い!

(倉田美千子)「竜!お金!」

(竜)「うん?もうすんでるよ、次は服だね」

(倉田美千子)「払うよ!」

(竜)「デートの時は普通男が払うものでしょ?さぁ次行こう」

これデートだったの?

…また高そうなお店だし…。

(竜)「僕色に染めるって楽しいね」

目を細めて微笑む彼に胸がきゅっと苦しくなった。何…今の…。

帰宅

結局全部かってもらってしまった…。

(倉田美千子)「竜…ありがとう」

(竜)「うん?どういたしまして」

なんでそんなに私に優しくするの?

夜。竜は仕事に出掛けていった。

リビングのテーブルに竜の名刺。

ホストクラブ…行ってみようかな、3人の仕事姿見たい。ホストクラブ行くの初めてじゃないし1人でも行ける。竜が買ってくれた服を着てメイクして渡されていた合鍵をかけ家を出た。

うわ…。この辺りホストクラブ沢山ある。

えーと、竜のとこは…。あった!ここだ!パネル貼ってある。本当にNo.2とNo.3だ。

中に入ると

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(ホスト)「いらっしゃいませ」

そういえば凉は載ってなかった。

(倉田美千子)「凉、指名したいんだけど」

(ホスト)「かしこまりました、少々お待ち下さい」

少しして

(凉)「ご、ご指名ありがとうございます!…ってあんた!何でここに?!」

(倉田美千子)「あはは!凉、ガチガチ!」

(凉)「わ、笑うな!」

(倉田美千子)「ごめんごめん、なんか新鮮で、初めてどのくらい?」

(凉)「半年…」

(倉田美千子)「…もしかして、上がりしょう?人見知り?」

(凉)「そうだよ!悪いかよ!」

顔を赤くして睨み付ける凉。

(倉田美千子)「悪くないよ、一生懸命さは伝わったもの。私が変えてあげる。…そうね、No.4にまではいあがらせてあげる」

そう言って微笑んでみせた。

(凉)「…あんた!急に笑うなよ!それに何勝手なこと言ってんだよ!」

(倉田美千子)「上に上がりたくない?」

(凉)「それは!…」

(倉田美千子)「大丈夫、私を信じて」

残ってる貯金、意外とあったし数回通える。今までの経験が役にたつ時がきた。

…(倉田美千子)「凉、そこで沈黙は駄目」

(凉)「そ、そうか」

(倉田美千子)「そこ笑いかける、もしくは微笑む」

(凉)「お、おう」

(倉田美千子)「はは!凉げっそりしてる!でも今日はまだ軽いものだからね、これから重要だから。明日また来る。じゃぁ家でね」

(凉)「軽いもん?…」

小さく凉はため息をついた。

帰宅

掃除、洗濯、食事の準備

全てをこなした。広くて掃除がこんなに体力使うとは思わなかった。…眠い。皆まだ帰ってこないし少し仮眠とろう。リビングのソファーで横になった。

…ん、くすぐったい。

(倉田美千子)「ん…」

(翔)「こんなところで寝てたら風邪引くよ」

(倉田美千子)「翔?」

(翔)「今日店に来てたでしょ、目立ってた」

(倉田美千子)「え?!目立ってた?!何で?私、どこか変だった?」

(翔)「あんた…美千子、夜の仕事してたことあるでしょ、皆、美千子のこと見てた。…竜も。振る舞い方がエロかった。」

(倉田美千子)「よく気づいたね、昔の話だよ。…ところでさっきからなにしてるの?」

(翔)「ん…美千子の髪撫でてる。凉のことありがとう。あいつ頑張ってるけどなかなか結果に出ないから」

(倉田美千子)「髪撫でてるふりしてぬかないでよ、ふふ。凉は素質あるよ。素直だからそこをいかしたい。」

そう言って微笑んだ。

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(翔)「…美千子は笑うと色気出るよな、竜の気持ちが少しわかった気がする」

(倉田美千子)「え?」

(翔)「なんでもないよ」

そう言って笑った。あ、目尻下がった。優しい笑顔。

(竜)「美千子さん!」

(倉田美千子)「わぁ?!びっくりした、竜どうしたの?」

帰ってきたかと思えば私に抱きついてきた竜。

(竜)「店きたならどうして僕を指名しなかったの?」

(倉田美千子)「私、凉をNo.4まではいあげることにしたから。それまで通う。竜は今のままがいいんでしょ?」

(竜)「何で…」

(倉田美千子)「見てたらわかるよ、竜は自分でNo.2を保ってる。いつでもNo.1になれるのに。」

目を見開く竜。翔も驚いているようだった。そのあと凉が帰ってきて私の作ったご飯を皆で食べた。

(竜)「掃除と洗濯もしてくれたの?」

(倉田美千子)「うん、暇だったから」

(竜)「じゃぁしばらく家政婦として働かない?」

(倉田美千子)「家政婦?」

(竜)「うん、そしたら僕達も助かるよ、仕事に集中も出来る」

(凉)「飯上手いし俺は構わない」

(翔)「俺も、帰ってきてゆっくりできるのは嬉しいよ」

(倉田美千子)「いいの?」

(竜)「うん、ここで働いてくれる?」

(倉田美千子)「私でよければよろしくお願いします」

私はここで働くことになった。

翌日

夜ホストクラブ

(倉田美千子)「聞くばかりじゃ駄目。ここで自分の考えも言わなきゃ」

(凉)「お、おう」

(倉田美千子)「ただ話せば良いってわけじゃないの、メリハリを入れて、これじゃぁ聞き飽きちゃう」

(凉)「わ、わかった」

数時間後、

(倉田美千子)「そろそろ帰るね、実践してみること大事だからね」

(凉)「おう」

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帰宅

掃除、洗濯、食事の準備

(倉田美千子)「はぁー、疲れたぁ。部屋で少し寝ようかな」

部屋のベッドで着替えもせずに眠りについた。ん…温かい。…何?

(倉田美千子)「ん、」

(竜)「美千子さん」

(倉田美千子)「竜?」

(竜)「美千子さん、ただいま」

(倉田美千子)「レディの部屋に勝手に入っちゃ駄目でしょ…おかえり」

(竜)「はは、でもおかえりって言ってくれるんだね。」

(倉田美千子)「あれ?私、着替えたっけ?」

(竜)「僕が着替えさせたよ、全然美千子さん起きないんだもん」

竜の温もりが居心地がいいと思うのはどうしてだろう。抱きしめられてるのが嫌じゃない。

(倉田美千子)「凉のみこみ早いの、絶対No.4にしてみせる!」

(竜)「…何でそんなに凉にかまうの?」

なんで…そんなの

(倉田美千子)「決まってるじゃない、頑張ってあがいてるからよ」

(竜)「じゃぁ僕は?」

(倉田美千子)「安定を保ってるでしょ?竜、何を怖がってるの?」

(竜)「!…あの時と同じこというんだね」

(倉田美千子)「あの時?」

(竜)「僕はNo.1になれる?」

(倉田美千子)「竜ならなれるよ」

(竜)「No.1になって何が変わるの、何が見えるの」

(倉田美千子)「変わるよ、すべてが変わる。広くてキラキラしてて、そして重くて黒いものが点々見える。人のエゴ、黒い感情、嫉妬、独占欲。でも何よりその上にたつ快楽。それを全部受け入れられるのが本当のNo.1。」

(竜)「美千子さん、明日僕を指名して」

(倉田美千子)「どうして?」

(竜)「お願い」

真剣な眼差し。

(倉田美千子)「うん、分かった。明日は竜を指名するよ」

翌日の夜ホストクラブ

凉には前もって言っておいた、今日は指名しないって。ちょっとすねてたけど。

(竜)「お待たせしてごめんね」

(倉田美千子)「ううん、さすが人気者だね」

(竜)「そんなことないよ、3年前ホストになりたての頃、何やっても駄目で、辞めようか悩んでたとき、美千子さんがお客さんとしてきたんだ。もちろんその頃僕は指名すらなくて、でも初めて“ねぇそこの君、私の話し相手になってくれない?友達と来たんだけど私乗り遅れちゃって”そう言って僕に話しかけてくれたんだ“私、美千子。キャバクラで働いてるから分かるの、君、上に上がれるよ。
今は我慢時。微笑んだ顔を武器にしなさい。とてもすてきだもの”それから数回通ってくれて、そのあとぱったりこなくなった。」

あ、キャバクラ辞めて社会人になったときだ。

(倉田美千子)「…嘘、あのときの?」

(竜)「そうだよ、居酒屋で偶然見かけた時は夢みたいで嬉しくてたまらなかった。ねぇ、僕のものになって、来月の売り上げで一番とったら…No.1になったらぼくのお姫様になって」

その時私は何も言えなかった。ただ小さくうなずいた。

そのあともホストクラブに通い凉にアドバイスをたたき込んだ。

翔とはよくリビングでコーヒーを飲みながらゆっくり時間を過ごした。口数は少なかったけれど私の前で笑ってくれるようになった。

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月日が流れるのは早いことであっという間に竜と約束した日が訪れた。

バン!…ん?!

(竜)「美千子さん!」

部屋で寝ていたらガバッと抱きしめられた。

(倉田美千子)「どうしたの?!」

(竜)「売上1位。No.1になったよ。」

(倉田美千子)「おめで」

バン!

(凉)「美千子!No.4!4位にはい上がれた!」

(倉田美千子)「本当?!」

バン!!今度は何?!

(翔)「No.2になった」

え?!

(倉田美千子)「皆凄いじゃない!おめでとう」

(竜)「ずっと我慢してたんだ、もういいでしょ、二人にしてよ」>

(凉)「そんな怖い顔すんなよ!わかったよ!美千子またあとでな!」

(翔)「後でリビングでコーヒー飲もう」

そう言って二人は部屋を出た。

(竜)「美千子さん…抱いていい?」

(倉田美千子)「え?!」

(竜)「居酒屋の時抱いてないよ。なにもしてない。ちゃんと僕を感じて覚えてほしかったから我慢したんだ。だから今我慢したくない、抱きたい」

真っ直ぐな瞳が私を映す。服の中にゆっくり手が入る、ぴくっと身体が反応した。鳥肌がたつ。手のひらが胸に触れた。

(竜)「柔らかい…もっと美千子さんを感じたい」

胸の先端に触れた瞬間びくんと身体がはね上がった。声が漏れる。その度に触れる手が激しく動く。

彼の手が下へと下がっていく、反応が止まらない。

(倉田美千子)「ああ!あっ、あっ、」

(竜)「…はぁ…もぅどうしよう、美千子さんの全てを感じたい、いい?」

私はゆっくりうなずいた。

何度も何度も跳ねる身体。

彼の背中に手を回した。

彼だけを感じた、ただただ夢中になっていた。

(竜)「僕のお姫様になってくれる?」

(倉田美千子)「ここまでしといていいえなんて言えないよ、もう竜に夢中よ」

そう言うと彼は目を細めて微笑んだ。

(竜)「愛してる」

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